「交通費を少しでも節約したい!」
仕事や出張、旅行などで外出が多い方なら一度は思ったことがあるのではないでしょうか?
電車など公共交通機関の料金を安くする方法は意外にもたくさんあるので、知っておけば結構な交通費を節約することができるんです。
そこで今回の記事では、交通費を節約する方法をまとめて紹介していきます。
交通費の出費をおさえて生活を少しでも楽にしたい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
電車代を節約する方法
交通系ICカードとクレジットカードを活用する
もうすでに持っている方も多いかもしれませんが、電車によく乗るなら以下のような交通系ICカードは必須といえるでしょう。
- Suica
- PASMO
- ICOCA
交通系ICカードで乗車すれば運賃が1円単位になるので、切符を買うより数円ほどお得になることがあります。
また、切符を毎回わざわざ買うという手間もなくなるので時間の節約にもなりますよ。
交通系ICカードの利用とあわせてやっておきたいのが、カードにお金をチャージするときにクレジットカードで支払うことです。
クレジットカードでお金をチャージすればポイントが還元されてお得です。
また、ポイント還元率など、各交通系ICカードごとに相性がいいクレジットカードが存在するので知っておいたほうがいいでしょう。
以下、代表的な交通系ICカードにおすすめのクレジットカードを紹介しておきます。
Suicaにおすすめのクレジットカード
Suicaにチャージすると金額の1.5%のポイントが還元。ビックカメラで買い物すると10%のポイントが還元。
「ビュー・スイカ」
チャージや定期券の購入額の1.5%のポイント還元。ICカード・定期券・クレジットカードの機能一体型なので便利。
PASMOにおすすめのクレジットカード
東急メトロに乗車するとメトロポイントが貯まる。ICカード・定期券・クレジットカードの機能一体型なので便利。
「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカ一般カード)」
東急メトロに乗車するとメトロポイントが貯まり、ポイントはANAマイルに交換可能。ICカード・定期券・クレジットカードの機能一体型なので便利。
ICOCA(SMART ICOCA)におすすめのクレジットカード
「リクルートカード」
SMART ICOCAにチャージすると金額の1.5%のポイント還元。
回数券を利用する
回数券を利用すると、10回分の電車代で11回電車に乗ることができたりしてお得です。
回数券には期限があるので、期限内に使い切れなければ損することに注意する必要があります。
ですが、期限内に電車に乗る予定があれば、回数券はとても節約に効果的といえるでしょう。
JR東日本など、鉄道会社によってはクレジットカードで回数券の購入ができ、ポイントも貯まってさらにお得になることもありますよ。
回数券は券売機で販売されているので、回数券に興味がある方はチェックしてみましょう。
また、金券ショップで回数券が格安で売られていることもあるので、余裕がある方は金券ショップをのぞいてみるのもおすすめです。
株主優待乗車券を利用する
鉄道会社の株主になっていると、その鉄道会社の株主優待乗車券がもらえることがあります。
株主優待乗車券があれば、対象の鉄道会社の電車に6ヶ月間乗り放題になるのです。
対象の範囲なら距離に関係なく乗り放題になるので、場合によっては最強の電車代の節約になるでしょう。
ただ、株主になって株主優待乗車券をもらうには結構なお金を投資しなければならないのであまり現実的とはいえません。
そこでおすすめなのが、ヤフオクやメルカリで株主優待券を落札して手に入れることです。
ヤフオクなどのオークションでは、株主が不要と判断した株主優待券が出品されていることがあります。
青春18きっぷを利用する
青春18きっぷとは、年に3回の長期休み(春・夏・冬)の時期にJRから販売される切符です。
この切符があれば、長期休みの期間中は全国のJRの普通列車(快速・新快速を含む)が乗り放題になります。
5日分の切符1セットが12,050円で販売されているため、1日あたり2,450円でJRが乗り放題になるということになりますね。
長期休みに旅行をするなどの予定があり、JRに頻繁に乗るときは青春18きっぷの購入を検討してみてはどうでしょうか。
各地方のお得なきっぷを利用する
各地方の鉄道会社は特有のお得な切符を販売しているため、そのような切符を利用するのも節約に有効です。
とくに、電車で地方の観光をするときはおすすめです。
各地方のお得な切符はたくさんあって全部はとても紹介できませんが、代表的な切符の一部を紹介しておきます。
東京フリーきっぷ
内容23区内のJR線、東京メトロ全線、都営地下鉄など、東京23区内の路線が1日乗り放題。
料金大人:1,600円、子ども:800円
発売箇所都営地下鉄各駅の自動券売機など
JR東海&16私鉄 乗り鉄☆たびきっぷ
内容土・日・祝日の連続する2日間、JR東海の在来線全線とフリー区間内の16私鉄が乗り放題。
料金大人:8,620円、子ども:4,040円
発売箇所JR東海の主な駅の切符売場など
関西1デイパス
内容関西の2府3県にまたがるJRの普通列車(快速や新快速を含む)が1日乗り放題。
料金大人:3,670円、子ども:1,830円
発売箇所関西自由周遊区間内のみどりの券売機など
定期券や切符を分割購入する
意外と知られてませんが、JRでは定期券や切符の分割購入をすると料金が安くなる場合があります。
分割購入とは、目的地までの定期券や切符をこまぎれに購入することです。
関西の例でいうと、京都駅から三宮駅まで乗車するとき、「京都駅~三宮駅」の切符を1枚買うのではなく、「京都駅~大阪駅」「大阪駅~三宮駅」の2枚の切符を買うことで120円安くなります。
- 「京都駅~三宮駅」1,100円
- 「京都駅~大阪駅」570円、「大阪駅~三宮駅」410円なので合計980円
普通に考えると、分割購入をすると通常の一括購入よりも高くなりそうですが、JRの定期券や切符は例外のようですね。
分割購入をすると定期券や切符を買う枚数が増える手間がありますが、電車代を節約したいならやってみる価値はありますよ。
分割購入をするなら、自動で最適な分割の仕方を教えてくれる「分割.net」がとても参考になります。
新幹線代を節約する方法
エクスプレス予約を利用する
1年間に何回も新幹線に乗るなら、エクスプレス予約に入会するの利用がおすすめです。
エクスプレス予約に入会すると、東海道・山陽新幹線(東京~博多間)の乗車料金がいつでも通常より安くなります。
例えば、「東京」から「新大阪」の新幹線代は通常14,720円ですが、エクスプレス予約を利用すると1,100円お得な13,620円になります。
エクスプレス予約の利用には1,100円の年会費がかかりますが、新幹線によく乗る方であれば年会費以上のお金をすぐに浮かすことができるでしょう。
早割を利用する
エクスプレス予約には、早くに新幹線の予約をすることで料金がお得になる「早割」があることも覚えおくといいでしょう。
早割サービスには種類がいくつかありますが、代表的なものとして、乗車の21日前までから予約する「EX早割21」があります。
EX早割21を利用すると、通常は14,720円の「東京」から「新大阪」の新幹線代が11,200円になってとてもお得です。(3,520円の割引)
ぷらっとこだまを利用する
ぷらっとこだまはJR東海ツアーズという旅行会社が提供しているサービスで、こだまの新幹線チケットを格安で購入することができます。
どれくらい安いかというと、通常は14,720円の「東京」から「新大阪」の新幹線チケットを10,700円で購入することができるほどです。
欠点として、こだま列車なので途中で停車する駅がひかり列車に比べて多く、新幹線の乗車時間が長くなってしまうことがあります。
ですが、「乗車時間が少し長くなってもいいから格安で新幹線に乗りたい」なら、ぷらっとこだまはピッタリといえるでしょう。
えきねっとを利用する
えきねっとを利用すると、「東京」から「北海道」など、東北・北海道の路線の新幹線代を安くすることできます。
えきねっとの会員になってチケットをインターネット予約することで、チケット代が通常の5~15%ほど安くなります。
また、乗車日の13日前までに予約すると25~35%の割引率が適用されてさらにお得ですよ。
回数券や株主優待割引券を利用する
電車と同じく、新幹線にも回数券があるので、期間内に何度も新幹線に乗る予定があるなら回数券を購入するのもいいでしょう。
また、JR線で使用できる株主優待割引券は新幹線にも使うことができ、新幹線代を最大20%安くすることができます。
新幹線代の節約についてもっと知りたいならこちら。
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飛行機代を節約する方法
LCC(格安航空会社)を利用する
飛行機代を大幅に節約したいなら、LCCの利用は必須といってもいいほどです。
東京から福岡まで飛行機に乗る場合、ANAやJALのような大手航空会社を利用すると通常は15,000円ほどかかります。
それがなんと、LCCの利用だと半額以下の5,000円ほどになることがあります。
LCCの飛行機がこれほどまでに安い理由は、サービスの簡素化や業務の効率化の実現にあります。
食事など機内サービスの充実が必要ないのであれば、LCCの飛行機に乗って大幅に節約してみてはどうでしょうか。
マイルを貯めて活用する
マイルは航空会社が発行しているポイントです。
貯まったマイルは航空券に交換することができます。
つまり、マイルを貯めれば無料で飛行機に乗れるということですね。
飛行機に乗ることが多い方は、マイルを貯めることを意識してみるといいでしょう。
効率的にマイルを貯めたいなら、マイルが貯まりやすいクレジットカードを使用するのがおすすめです。
おすすめのクレジットカードもいくつか紹介しておくので参考にしてください。
- JALカード…JALマイルを貯めるのにおすすめ。
- ANA一般カード…ANAマイルを貯めるのにおすすめ。
- アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード…貯まったポイントを15の航空会社のマイルに自由に交換可能。
料金が安い時期や時間帯にチケットを購入する
ゴールデンウィークやお盆、年末年始といった長期休暇の時期は飛行機の料金が高くなりがちです。
なので、できるのであれば料金が安い時期に飛行機に乗るのがおすすめです。
2月、4月上旬、6月、10月は他の時期に比べて料金が安いことが多いです。
また、飛行機は時間帯によっても料金が変わることがあるので、節約するなら時間帯も意識してみるといいでしょう。
安い時間帯は利用者の少ない早朝や夜です。
長距離移動時は高速バスを利用する
「大阪」から「東京」に移動するなど、長距離移動をするときは高速バスの利用を検討するのも節約におすすめです。
バスのグレードや時期にもよりますが、高速バスを利用すれば3,000~5,000円で長距離の移動が可能になりますよ。
夜行バスを利用した場合、宿泊費が浮くことがあるのもうれしいところです。
最も安くてお得な交通手段を見直す
そもそもの話になってしまいますが、交通費の節約をするなら、目的地まで行くのに最適な交通手段を見直してみるのもいいですよ。
僕の経験でもあるのですが、「ここに行くなら電車を使うしかない」と思い込んでいたけれど、実は目的地の近くにバスが走っていて、バスを使ったほうが安かったということがあります。
知らないことで損してしまうのはもったいないので、グーグルマップなどを活用して常に最適な交通手段を求めるのがおすすめです。
おすすめしない交通費の節約方法
最後に補足として、おすすめしない交通費の節約方法を紹介しておきます。
それは、電車通勤で申請して電車代の支給をもらっているのに自転車で通勤するなど、嘘によって交通費を節約する方法です。
軽い気持ちで結構やっている人を見かけますが、これは交通費の不正受給にあたる可能性があるのでやめておいたほうがいいでしょう。
不正受給が会社にバレたら、交通費の節約よりも大切な信用を失うことになってしまいます。
まとめ
今回は交通費を節約するためにできることをまとめて紹介してきました。
交通費は節約しづらいと思われがちですが、電車代や新幹線代、飛行機代など、それぞれ節約できることは結構あります。
ぜひ参考にしていただき、あなたにピッタリのやり方で交通費の節約をしてくださいね。
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